読書を習慣化したい。読書コンプレックスの私が試みたこと。Part 1: オーディオブック
読書コンプレックスを克服したいと思っている人は沢山いると思う。
読書は、比較的安いエンタメだし(図書館を利用すれば無料だし)いつでもできるし、独りでできるし、何より賢くなりたかったら、豊かな生活をしたかったら、避けては通れない道なのだ。
憧れと現実
憧れ:
- 電車で読書をしている人。
- 一人外食で注文を待つ間読書をしている人。
- 鞄の中にいつも本がある人。
- ふとした会話ですぐ "今読んでる本、この間読んだ本" について嫌味なく話すことができる人。
- つまり、読書が完全に日常生活の一部になっている人。
現実:
- 読書は(ハマっている時は)かなり好きだが、あまりにもムラがある。
- 夏の休暇中なら、一日8時間読書を毎日1・2週間続けることもある。
- その反面、2・3ヶ月全く読書なしの時もある。
- 好きな本が見つかれば、いつでもどこでも読書する。(その逆も当然頻繁におこる。)
- ”毎日決まった時間に1時間必ず読書をする”という1ヶ月チャレンジに挑んでみたが、20日あたりでギブアップした。
- はっきり言えば、習慣化されていない。
発想転換
ある日思った。本の”中身”に毎日接する(習慣化)のが目的なら、オーディオブックでも良いんじゃないか?
手に取って "読む" 本で、これまで失敗を繰り返してきたわけだし、新しい方法を試してみる価値はある。
方法(Libby AppとAudible)
自分に向くか分からないのにお金を払うのは嫌だったので、公立図書館のカードがあれば本もオーディオブックも無料でアクセスできるLibby Appをスマホにダウンロードして使ってみた。
どうしても聴きたかったTrevor Noahの自伝がAudibleでしかアクセスできないことがわかり、やっとそれからAudibleを使い始めた。
(とはいっても、最初の1ヶ月は無料なので、Trevor Noahの本はダウンロードして、さっさとキャンセルした。その後、特別キャンペーンでまた無料でアクセスできることがあったので、同じことを繰り返した。)
日本のオーディオブックサービスも、ほとんどの会社が最初の1ヶ月は無料らしい。これを使わない手はない。
結果と、その理由説明
大成功である。
今、私にとって、朝食は必ずオーディオブックの時間となっている。
その他のランダムな時間を台所やダイニングで過ごす時は、YouTubeでクイーンの音楽を聞いたり、Podcast(ポッドキャスト)を聞く以外は、オーディオブックを聞いている。
成功の理由は何か?
まさに、その手軽さにある。
いわゆる "読書"は能動態な行為であって、集中しなければいけないし、ページもめくらなければいけない。読書中は飲み食い以外には、読書しかできない。
オーディオブックは受動態。しかも「ながら作業」ができる。文字を目で追うより、耳で聞く方がずっと楽。
調子に乗った私がしていること
どうせならと、手に持つのも嫌になる分厚い本を聴いている。
例えば、ペンギン社から出ている、『The Pursuit of Power(力の追求)』はオーディオブックだったからこそ完読できたんだと思う。(あまりにも気に入ったので2度聴いた。)
この本は、AP European Historyの教科書をもっと面白くした感じの本で、私みたいな素人でもとっつきやすい。
まとめ
"オーディオブックは読書じゃない" と言わず、試してみてはどうだろう。
本が、読書が、もっと近い存在になると思う。