夏の終わりは落ち込む。理由は仕事。早く12月になってほしい。
職種によって”人気のある季節” や ”嫌われてる季節”ってあるのだろうか。
私は8月下旬が大嫌いだ。
何故なら9月からの新年度・新学期がもうそこまで来ているから。
教えるクラスの準備だの、しなきゃいけない事が沢山あることは十分わかっているけど、生徒が宿題を先延ばしにするのと同じように、先延ばし先延ばしでストレスだけが溜まっていく。
先週は「3週間あれば準備できるから、今週はまだ休暇」と言い聞かせていたが、
今日は悪魔の月曜日。
「2週間で十分。今週も休暇。」
それでもストレスはたまり、過食とはまた別の、ただのやけ食いをしてしまう。
仕事のことを考えるだけで落ち込む。
自分の興味に関連した仕事をして生活させてもらえるのは有難いし、このご時世、安定した仕事があるだけラッキーだと思う。
ただ9月から6月は、もう仕事が120%の生活になってしまい、高ストレスレベルの毎日は、ほんとシンドイ。
同僚で「年度の始めが一番好きだ」とか、とんでもないことをいう輩がいる。
私の友人達の間では「今年こそは ”仕事は仕事”と割りっきって、プライベートも大切にしよう」と夏の終わりに言い合うのだが、9月半ばにはそんな会話もそっちのけで、仕事の愚痴パレード状態に陥る。
心配性の自分の性格も嫌になる。
ほとんどの同僚は学校が始まる2日前くらいのギリギリまで休暇を楽しんでいる。
”新学期の準備をしなければ”と、さっさと日本から帰ってきた私のど真面目さよ。
体力的にも精神的にもしんどい今の仕事。
早期退職が可能な55歳が待ち遠しい。
その後も働き続けたい、でも、違う形で。
ああ、さっさと12月になって欲しい。
クリスマス休暇もあるし、何よりも秋学期があと1ヶ月で終了。
(春学期は長さは同じなのにも関わらず、気持ち的にはずっと楽。)
もちろん、世の中には私とは正反対の素晴らしい教育者が沢山いる。
その中の一人が『Angela's Ashes(アンジェラの灰)』の著者Frank McCourt(フランク・マコート)だ。ニューヨーク公立名門高校のStuyvesant High Schoolで英語の教師をしていた。
彼は『Teacher Man(教師人生)』という30年間の教師歴を綴った本も書いている。
どうなんだろう、彼にとって夏の終わりはお気に入りの季節だったのだろうか。
それとも私と同じように落ち込んだりしたのだろうか。