(海外生活)日本人の友達がいない。日本食もほとんど食べない。変だろうか。
最近、外国出身の同僚達と、異国(アメリカ)生活の中での ”自国の文化・社会との距離感”について話す機会があった。
全員、ニューヨークに、同じ国出身の友達がいる。
過半数が、毎日の食生活に自分の国の食文化が、ある程度反映されている。
(外食、食料品の買い出し、全てを含めて)
全員が、これらのことを当たり前とし、そうじゃない生活は考えられないと言っていた。
おいおい、何てこった。
日本人の友達ゼロ、日本食もほとんど食べない私は、超マイノリティーか?
かなりマイナーな国に日本人として住んでいたら、こんな状態でもおかしくない。
が、ここはニューヨークだ。
沢山の日本人が住み、小さいながらも日本食スーパーが数あり、ありとあらゆる日本食外食店もある。
何故だ?
友達がいない理由
日本人の友達がいない理由は大体わかる。
私は社交的じゃないし、SNSもやらないし、友達は職場で長く付き合ってきた人たちばかりだ。
ニューヨーク市で公立学校教師をしている日本人は皆無に近い。
やっぱり地味だし。
聞いた話によると、日本語を外国語として教えている人や、数学を教えている人、ましてや、校長をしている、日本生まれの日本人の方々もいるらしい。
でも、2002年から働いているけど、日本人の教育関係者にあったことは全くない。
出会いがないんだから、友達ができるわけがない。
大学院時代に、日本人のクラスメイトも数人いたが、知り合い程度で友達にはならなかった。
それも大昔のことであって、彼らは皆、学位をとったら日本に帰っていった。
唯一、私の日本人の知り合いは、15年以上お世話になっている美容師さんだ。
彼女とだって、年に2回40分程度会うだけ。
日本食を食べない理由
これは簡単。
食べる気がしないから。
思うに、私にとって日本食を食べるという行為は、フルパッケージなのだ。
食べ物だけじゃなく、買うお店の雰囲気とか品揃え、レストランなら、ウエイターの人との会話、メニュー、他の客はどんな人たちか、そんな、小さなことが異常に気になる。
ニューヨークにいたら、当然のことながら日本にいる時と、全く同じなんてことはない。
それに、こう言っちゃ悪いけど、ニューヨークの日本食スーパーで売っているもので、買いたいと思うものは殆どない。日本のスーパーと比べてしまうから。
イマイチの日本食を食べるくらいなら、現地の ”本物で” ”もっと美味しくて” ”安い” 食べ物を食べる方がずっといい。
アジア料理となると、2000年にこちらにきた時は、まだ日本食が人気で勢いもあった気がするのだが、ここ数年は、”最近、元気ない日本、活気あるアジア”を反映して、あらゆる種類の中華や韓国料理、東南アジア料理のお店がオープンしていて、そっちの方に私は興味がある。
近いうちにブログにしようと思うけど、東京と同じように、ニューヨークでは、ありとあらゆる国の料理を楽しむことができる。
私にとって日本食とは、日本に帰ったときに楽しむものとなっている。
別に制限しているわけでもないし、懐かしいとも思わない。
でも、まあ、最初に述べた同僚との会話の話に戻って考えたら、
確かに私はちょっと変なのかもしれない。
まあ、いっか。