オーディオブックこそ自伝・伝記を読むのに最適。マルコムX、マンデラ、チャーチルはどう生きたか。
またもや、オーディオブックの話。
コロナで長く家にいることが多かったから、聴く機会が増えたのも当然。
あと2週間ほどで、仕事も始まるし今のうちにブログにまとめておこうと思う。
今回は、私が特に気に入った自伝や伝記について。
前二回のオーディオブックについてのブログはこちらから。↓
- なぜ自伝や伝記はオーディオブックに向いているのか
- 自伝をオーディオブックで聴く上での注意点
- The Autobiography of Malcom X (マルコムX自伝)
- Long Walk to Freedom: The Autobiography of Nelson Mandela (自由への長い道:ネルソン・マンデラ自伝)
- Churchill: Walking with Destiny
- 最後におまけ
なぜ自伝や伝記はオーディオブックに向いているのか
自伝や伝記は大抵、長い。
つまり実際の本だと、分厚くて重い。
横になって読むのも面倒だし、まして、外に持って歩くのも大変。
そこで便利なオーディオブックの登場となる。
また、自伝の場合、単数形三人称の主語(彼とか彼女とか)じゃなくて、当たり前だけど、単数形一人称の主語(”私”)が使われるわけで、オーディオブックで聴くと、まるで、有名人が自分の人生をプライベートに語ってくれているような気がする。
説明するのが難しいけど、これは体験してみなければわからない。
自伝をオーディオブックで聴く上での注意点
朗読を誰がしているのかチェックしておくことが結構大切。
朗読の質で、聴く側の印象も変わってくる。
今回、紹介する自伝は全て英語で書かれたものを英語で朗読したものだが、例えば、インドのマハトマ・ガンディーの自伝だと、アメリカ英語(発音)で朗読されたバージョンもあって、これじゃあ、ムードがでない。
The Autobiography of Malcom X (マルコムX自伝)
俳優のローレンス・フィッシュバーンの朗読がとにかく見事!
映画ではデンゼル・ワシントンがマルコムXを演じた。
勿論、演技と朗読は全く違う表現方法だけど、個人的にはローレンス・フィッシュバーンのマルコムXの方が断然深みがある。
自伝自体も読む価値あり。
アメリカでは英語(国語)のクラスで使われることもある。
Long Walk to Freedom: The Autobiography of Nelson Mandela (自由への長い道:ネルソン・マンデラ自伝)
あの偉大なネルソン・マンデラの自伝を聴いて、一番の感想が(かなり失礼だけど)”この人の家族は大変だよな。”
朗読はアメリカ人の俳優マイケル・ボートマン。
ちゃんと南アフリカ英語のアクセントで読んでいる。
自伝自体はかなりのボリュームがある。
私はその一部を授業の教材として使っている。
Churchill: Walking with Destiny
ニューヨークタイムズ、ベストセラー、チャーチルの伝記。
イギリス俳優のStephen Thorneが朗読。
彼は300冊以上の朗読経歴でも知られていて、その功績は彼の受賞歴を見てもわかる。
彼の朗読は聴きやすくて、なぜかとてもリラックスできる。
最後におまけ
(私にとっては)長編のヘビー級本の紹介だったので、最後は軽くコメディで終えよう。
南アフリカ出身のコメディアン、トレバー・ノアが、自分がホストをつとめるアメリカの風刺ニュース番組『ザ・デイリー・ショー』でネルソン・マンデラ語った。
生徒たちも、最初は笑っているけれど、ビデオの最後の方になると結構真面目になって静かになる。