ポッドキャスト『BBC Radio 4 - In Our Time』『1A』『Freakonomics』は聴くだけで頭が良くなった気がする。
本でも映画でも音楽でもドラマでも、それこそ訪れる国でも、自分の好みにあったものを見つけると結構嬉しい。知的好奇心が刺激されるのは、生きる中での”小さな幸せ”だったりする。こういうものを積み重ねていたら、脳も刺激されて少し老化を防げるだろうと勝手に解釈している。
『BBC Radio 4 - In Our Time』は私にとって、ポッドキャスト版 ”小さな幸せ”だ。もう聴き始めて4−5年経っていると思う。大学の講義がこんな感じだったら、まともに授業にも行っていたのに。
『1A』と『Freakonomics』は番組によっては、聴く価値アリなので紹介したい。
ポッドキャスト(podcast)とは
- よく”音声コンテンツ・音声メディア”といわれる、ラジオとオーディオブックの中間的なもの。
- iPhone/iPadのユーザーなら既にインストールされている紫色のポッドキャストアプリを使用。SpotifyやGoogle Podcastでも聴ける。ストリーミングでもいいし、ダウンロードもできる。
- ありとあらゆるトピックに関してのポッドキャストがある。(同僚は”子育て中お父さんのポッドキャスト” ”ディズニーファンのポッドキャスト” ”トランプ前大統領を笑い者にするポッドキャスト”だの色々なチャンネルを聴いている。)
ポッドキャストの良さ
- 聞き流しができて、ラク。
- 好きな時間に好きなトピックについて聴ける。
- 良質しかも無料コンテンツが豊富。
- (語学勉強中の人には)リスニング力アップにつながるかも。
イチオシ:BBC Radio 4 - In Our Time
- 文化、歴史、哲学、宗教、科学のサブカテゴリーがあって、興味のある分野だけ聴くこともできる。私は、歴史カテゴリーは欠かさず、他のカテゴリーは面白そうなものがあったら聴く。
- 超専門的な学術的トピックを、ど素人でも理解できるように構成されている。
- ホストのMelvyn Braggのちょっと偉そうな態度が、たまに笑える。
『1A』
- 毎金曜にリリースされる "The News Roundup - Domestic/International"がいい。
- 適度な量と深さで、その週の出来事をカバーしてくれるので、これを聴くだけで時事問題は常識程度に理解することができる。
- テレビを見ない、SNSもやらない私には、ニュースはこれとオンラインの新聞購読で十分。
Freakonomics (ヤバイ経済学)
- 全世界でなんと400万部売れた超ベストセラー本『Freakonomics』が起源となっているポッドキャスト。学校の教材として使われることもある。(ちなみに、日本語のタイトルは他に考えられるものはなかったのだろうか。『ヤバい経済学』って正直言って、かなり怪しい。)
- 映画バージョンもあって、「大相撲の八百長はデータで証明できた」「子供は名前で人生が決まる」「ニューヨークで1990年代に犯罪が激減した理由」「賞金で高校生の成績が伸びるのか」「不動産業者が自分の家を売るコツ」などの身近なテーマを経済学の視点から説明している。
- 本も映画もポッドキャストも、一言で言うなら、”エンタメ経済学”で、とても取っつきやすい。専門分野は違うが、アプローチ的には、橘玲氏の『言ってはいけない』に、どことなく似ているかも。
まとめ
日本では一時人気はあったものの、ポッドキャストは、ここ10年ほどで利用者数減ったと聞いている。どうだろう、この辺でもう一度ポッドキャストの世界を覗いてみたら。
今回紹介したものは全て英語だが日本語で聴けるチャンネルも沢山あるし、是非お試しあれ。