カウンセリング歴を振り返り、気づいた付加価値。鬱や摂食障害や離婚も実は無駄ではなかったのか。
私の心理カウンセリング歴は、結構長い。
鬱や摂食障害の為、また、離婚する前はカップルカウンセリングまで行った。
カウンセリング歴と種類
大学時代の2年間に始まり、ニューヨークにきてからは30代に合計で6・7年ほどカウンセリングを受けたと思う。
カウンセリングの方法も様々で、別に自分で意識して選んだわけじゃないんだけれど、たまたま行ったカウンセラーが使っていた治療法を素直に受けていた。
砂場療法、夢分析、認知行動療法、名前はわからないけどやたらと子供時代の記憶を話す方法。いろいろやってみた。
その時は本当にしんどくて、カウンセリングを受けるという行為を客観的に見ることなんてとてもできなかった。
最近あった仕事関係の揉め事でふと気づく
新学期の準備に向かって、最近、仕事関係で心理的に物凄く揺さぶられることがあった。
抗うつ剤の処方まで受けた。
その後、仕事場での友人や、上司に、私の心理状態や仕事に対する思いを正直に話したりした。
そして、少なくても今日は、自分の気持ちは落ち着いている。
そこでふと思った。
このコミュニケーション力って、実はすごくないか?
第一に、そもそも、彼らに連絡をして、自分の思いを伝えたという行為自体、中々、できるものではない。
それは、良い悪い関係なく、自分の中に全て閉じ込めておかずに、誰かに伝えたという事実。
第二に、自分のモヤモヤした気持ちや考えを、まず認識し整理して、それを言葉で伝達したということ。
これ、実は、中々できない人もいるのではないか?
カウンセリングで学んだこと
もしかして、カウンセリングを受けた過程で、自分はある意味、コミュニケーション力を培っていたのかもしれない。
カウンセラーと話すという、その行為自体。
そして、”誰かに自分の考えや気持ちを伝えること”に価値を見出すことができたということ。
その行為を必要とする、それを自然なこととして受け止める、自分になっていったということ。
これって、あまり人は話さないけど、カウンセリングの大きな付加価値なのかもしれない。