イギリス 歴史ドラマ(Part 3: 知名度かなり低し編): 『I, Claudius この私、クラウディウス』『Fall of Eagles』
イギリス 歴史ドラマブログ最終篇は超マイナーな2作について。
私と元旦那は大ファンなのだが、私の周りの反応は ”そんなもん聞いたことない”だし(いや、一人だけ、昔イギリスに住んでいたことのある、物凄く物知りの同僚が知ってた。)日本語で検索しても出てこない。
まあ、始めてしまったイギリス 歴史ドラマシリーズだし、きっと誰かが読んでくれることを願って書いてみる。
超メジャーで高品質のオススメドラマについては第一部で。
塩昆布みたいに人気はそれほどないけど味わい深いドラマについては第二部でどうぞ。
I, Claudius (この私、クラウディウス)
1976年BBC製作、全12話からなる大作。2007年にTime Magazineの "100 Best TV Shows of All-TIME"の一本に選ばれている。
(YouTubeでも視聴可能だが、脚本がとても素晴らしいので、英語のきちんとしたキャプションがあった方が良いかも知れない。その場合、アメリカならアマゾンプライムで。)
クラウディウスの視点から、初期ローマ帝国の歴史を、紀元前24年から西暦54年にわたって描いている。
ロケ撮りが皆無で、全て屋内のセットで撮影されたドラマなので、どちらかと言えば、舞台劇をテレビで観るような感覚だ。
<超個人的な見どころ>
- 裏工作フェストならぬ、ドロドロとした家族間での裏切りや陰謀が結構面白い。古代ローマに関する映画やドラマは、その偉大さを強調したものが多いので、このドラマはとても新鮮。
- 先ほど述べたが、舞台劇風のプレゼンになれるのに少し時間がかかるが、諦めずに3エピソードほど観ると、病みつきになる。
- John Hurtが演じる狂人皇帝カリグラが異常すぎて最高。笑えてしまう。
少しずれるが、古代ローマといえばやはり塩野七生氏。
『ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち』の中に、このドラマに出てくるネロ、カリグラ、ティベリウス、クラウディウスが描かれている。ぜひぜひ読んでみて欲しい。
更にずれるが(申し訳ない)、塩野氏のローマ本を紹介しているついでに、彼女の本で私が好きな2作も紹介。
英語で話していても、時々マキアヴェッリの名前を引用することがある。
大学時代のゼミで軽く読んで以来、2−3度再訪している本。
なるほどねと思う縁多々。
以前にも述べたが、私はトルコに興味があるので、もちろんこの本も読んだ。
キリスト教世界とイスラム世界の激しい覇権闘争が描かれている。
Fall of Eagles
1974年BBC製作、全13話からなる大作。 (YouTubeで視聴可能。残念ながら英語のキャプションの質は良くない。)
時は1848年から1918年。当時のヨーロッパで君臨していた三大帝国 - オーストリア・ハンガリー(ハプスブルク家)ドイツ(ホーエンツォレルン家)ロシア(ロマノフ家) - を描いたドラマ。
『この私、クラウディウス』ほどの完成作品ではないものの、この時代を、しかもこの三帝国を題材にしたドラマは存在しない(と思う)ので、それだけでも観る価値はある。
<超個人的な見どころ>
- ジョージ・ブッシュ前アメリカ大統領を思わせるような、無鉄砲でちょっとおバカちゃん風にヴィルヘルム2世が描かれているのが面白い。
- ビスマルクがいつも怒鳴っているガンコ爺に描かれているのも笑える。
- レーニンを演じるPatrick Stewartがまさに超適役。(彼は『この私、クラウディウス』にもセイヤヌス役で出ている。)
まとめ
三部に分けてこのブログで紹介した作品以外にもジェイン・オースティンやチャールズ・ディケンズの名作本をドラマ化したものなど沢山ある。
イギリスの歴史ドラマの世界はハマる価値がかなりあると思うし、これからどんな作品が出てくるのか楽しみだ。
読書を習慣化したい。読書コンプレックスの私が試みたこと。Part 1: オーディオブック
読書コンプレックスを克服したいと思っている人は沢山いると思う。
読書は、比較的安いエンタメだし(図書館を利用すれば無料だし)いつでもできるし、独りでできるし、何より賢くなりたかったら、豊かな生活をしたかったら、避けては通れない道なのだ。
憧れと現実
憧れ:
- 電車で読書をしている人。
- 一人外食で注文を待つ間読書をしている人。
- 鞄の中にいつも本がある人。
- ふとした会話ですぐ "今読んでる本、この間読んだ本" について嫌味なく話すことができる人。
- つまり、読書が完全に日常生活の一部になっている人。
現実:
- 読書は(ハマっている時は)かなり好きだが、あまりにもムラがある。
- 夏の休暇中なら、一日8時間読書を毎日1・2週間続けることもある。
- その反面、2・3ヶ月全く読書なしの時もある。
- 好きな本が見つかれば、いつでもどこでも読書する。(その逆も当然頻繁におこる。)
- ”毎日決まった時間に1時間必ず読書をする”という1ヶ月チャレンジに挑んでみたが、20日あたりでギブアップした。
- はっきり言えば、習慣化されていない。
発想転換
ある日思った。本の”中身”に毎日接する(習慣化)のが目的なら、オーディオブックでも良いんじゃないか?
手に取って "読む" 本で、これまで失敗を繰り返してきたわけだし、新しい方法を試してみる価値はある。
方法(Libby AppとAudible)
自分に向くか分からないのにお金を払うのは嫌だったので、公立図書館のカードがあれば本もオーディオブックも無料でアクセスできるLibby Appをスマホにダウンロードして使ってみた。
どうしても聴きたかったTrevor Noahの自伝がAudibleでしかアクセスできないことがわかり、やっとそれからAudibleを使い始めた。
(とはいっても、最初の1ヶ月は無料なので、Trevor Noahの本はダウンロードして、さっさとキャンセルした。その後、特別キャンペーンでまた無料でアクセスできることがあったので、同じことを繰り返した。)
日本のオーディオブックサービスも、ほとんどの会社が最初の1ヶ月は無料らしい。これを使わない手はない。
結果と、その理由説明
大成功である。
今、私にとって、朝食は必ずオーディオブックの時間となっている。
その他のランダムな時間を台所やダイニングで過ごす時は、YouTubeでクイーンの音楽を聞いたり、Podcast(ポッドキャスト)を聞く以外は、オーディオブックを聞いている。
成功の理由は何か?
まさに、その手軽さにある。
いわゆる "読書"は能動態な行為であって、集中しなければいけないし、ページもめくらなければいけない。読書中は飲み食い以外には、読書しかできない。
オーディオブックは受動態。しかも「ながら作業」ができる。文字を目で追うより、耳で聞く方がずっと楽。
調子に乗った私がしていること
どうせならと、手に持つのも嫌になる分厚い本を聴いている。
例えば、ペンギン社から出ている、『The Pursuit of Power(力の追求)』はオーディオブックだったからこそ完読できたんだと思う。(あまりにも気に入ったので2度聴いた。)
この本は、AP European Historyの教科書をもっと面白くした感じの本で、私みたいな素人でもとっつきやすい。
まとめ
"オーディオブックは読書じゃない" と言わず、試してみてはどうだろう。
本が、読書が、もっと近い存在になると思う。
コロナで生活や意識が変化?人生の転機?. . . .あまり変わらなかった自分のコロナ生活を振り返る。
あと2週間ほどで夏休みが終り、一応、形の上では仕事に完全復帰となる。生徒も教師もリモートの選択はできない。
2020年3月に自宅勤務に切り替えになって以来、学校に戻った時期もあったけれど、コロナ渦に勿論、自分も影響を受けた。
が、
実はそんなに変わっていない。
ありがたいことだと思う。家族や友達は健在だし、仕事もある。
だけど、コロナをきっかけにポジティブな変化を成し遂げた人たちを見ると、
正直、自分の無変化状態が、少しつまらない。
コロナが与えてくれた成長するチャンスを活用しなかったことに、少し後悔している。
変化を遂げた人たちの例
- 家族みんなで他国に移住
- ゼロから始めたジョギングで、毎日10キロ走るようになり、スリムな健康体に変身
- 資格をとってキャリアのステップアップ(結構いる)
- サラリーマン生活をやめて、起業
- ニューヨークを離れ、郊外や他州に家を買い、引越し
- 子作りに励み、妊娠または出産
- 質の良い他校に希望転勤(結構いる)
- 本を出版(Kindleだけじゃなくて、"本")
- 教育関係のテクノロジーに強くなった(結構いる)
私のコロナ生活
アマゾンプライムやNetflix漬けの毎日
特にコロナ初期の半年間は酷かった。
何も考えずにボーッと毎日何時間もソファに横になって海外ドラマやThe Great British Baking Showを見続けた。
癒しが必要だったのだと思う。
一見、無駄に見える時間の過ごし方だけど、今こうやってブログを書くのに役立っていたりする。(海外ドラマのタグがあるのがその証拠)
大学4年間をうつ状態で過ごした時、アパートにこもって映画を見続けたのが、実は無駄になっていなかったのと同じこと。
でも、その真っ只中にいる時は、その価値は分からないものだ。
体が急激に衰えた
朝の散歩は一応していたものの、体は動かさないし、仕事でズームしている時以外は誰とも話さない。
体が崩れるのは当然だ。
腰痛、筋力の弱り、顔のたるみ(顔の筋肉も使わなきゃ衰える)、50肩。
筋トレとかしたら良いのはわかっているけど、何もしなかった17ヶ月。
会話能力も落ちた。口と脳の作動速度が落ちた。
パンや焼き菓子、インド料理にハマった
これも癒しの一つだったのだと思う。
台所に立っていると全てを忘れることができた。
出来上がった "作品" をコロナの真っ最中でも地下鉄に乗って友達の家にデリバリーしたりした。
"趣味"と呼べるものじゃないけど、"自分が楽しいと思えること" リストに一つアイテムが増えた。
人とのつながりは "必要ないけど必要"、という自分に気づいた
元々、一人で行動するのが好きだし、いわゆる社交事(誰かと外食したり飲みにいったり)はしないので、その点ではコロナで生活が大きく変わったことはなかった。
それでも友達がケア・パッケージを届けてくれたり、”どうしてる?”と何気なく連絡をくれたりしたのにはとても感動した。
実際、直接会って話すことはできなかったけれど、友達、同僚、生徒とのズームやメッセージ交換に救われた。
人間って社会的動物なんだって実感した。
断捨離とは何ぞや?
持ち物は限りなく少ない生活をしているので、そもそも捨てるものがない。
アパートは元々空っぽだし、着るものも必要なものしか持ってないし、化粧も全くというくらいしないから美容関係のものもない。
SNSはやったことないし、かなりシンプルな生活をコロナ前からしていたので、
断捨離はなかった。
人生はテレビドラマじゃないのさ
コロナをきっかけに(ポジティブで)大きな変化を成し遂げた人たちを見ると、やっぱり羨ましい。
結果自体じゃなくて、結果に至るまでの彼らの努力と意志とエネルギーが羨ましい。
自分って凡人って思ったりする。
でも、まあ人生ってこんなものだろう。
それに、今自分には大きな変化は起きていないけど、この先何かが待っているかもしれない。
長く生きていれば、大小いろんなサイズの "踏ん張る時期"ってあるものだ。
だから、毎日をそれなりに自分のペースで、できる範囲で少し向上努力して、生きていく。
イギリス 歴史ドラマ(Part 2: 中級サイズ編): レビュー数に惑わされずに、まず視聴してみよう。
自分がとても良いと思っている作品が、あまり人気がないことに気づいた時、どのような反応をするのが普通なのだろう。
今回のブログを書くにあたって、少し検索してみたら、紹介しようと思っていた作品が(少なくとも日本では)人気どころか、あまり知られていないことがわかった。
何故なんだ?
良い作品なのに。
アマゾンのレビュー数に惑わされずに、まず視聴してみて欲しい。
1シーズンとはいわないから、5エピソードくらい、少なくとも。
ちなみに超メジャーでしかも上質のイギリス歴史ドラマについては第一部をみて欲しい。
マイナーものが好みの方は第三部へ。
- Endeavour(新米刑事モース - オックスフォード事件簿 -)
- Foyle's War(刑事フォイル)
- Forsyte Saga(フォーサイト家 - 愛とプライド -)
- The Jewel in the Crown
- The Miniaturist(ミニチュア作家)
- まとめ
Endeavour(新米刑事モース - オックスフォード事件簿 -)
1960年代のオックスフォードを舞台とした正統派ミステリードラマ。
<超個人的な見どころ>
- アンチ『SHERLOCK/シャーロック』として楽しむことができる。 シャーロックは疲れる、シャーロックは何か趣味に合わないという人に向くかも知れない。クロスワードパズルやクラシック音楽を好み(少なくとも最初は)非常に大人しい地味な主人公が繰り広げるミステリードラマ、いかがだろう。
Foyle's War(刑事フォイル)
第二次次大戦中そして戦後の混乱が背景の刑事ミステリー。(日本でもアメリカでもアマゾンプライム)
<超個人的な見どころ>
- 普通のミステリードラマと違って、歴史上の事象が事件に絡んでくることが多いのがとても面白い。例えば第二話「臆病者」では、親ナチス・反ユダヤ主義団体の暗躍とその集会で起きた殺人事件の捜査を描いている。
ちなみに、前回のブログで述べた『Rome (ローマ)』『The Crown(ザ・クラウン )』のTobias Menziesが「臆病者」エピソードでは息子役で出演している。
Forsyte Saga(フォーサイト家 - 愛とプライド -)
ヴィクトリア朝後期から20世紀初頭のイギリスを舞台に、上流階級のフォーサイト家3世代にわたる愛と嫉妬のドラマ。(アメリカではアマゾンプライムで。)
<超個人的な見どころ>
- もちろんDamian Lewisが演じるソムス・フォーサイトの、異常なストーカーぶり。Damian Lewisはその後『バンド・オブ・ブラザーズ』や『ホームランド』や『ウルフ・ホール』などに出演して成功を収めていくが、もう『フォーサイト家』を見た時点で、私はこの俳優は大物になると思った。
The Jewel in the Crown
イギリス統治が終わりかけているインドが舞台のドラマ。(アメリカではアマゾンプライム。YouTubeでも視聴可能。)
<超個人的な見どころ>
- 教科書で習う"帝国主義”を概念としてではなく、人間レベルで垣間見ることができる。2015年に制作された『Indian Summers』も同じような題材を扱っているので、『The Jewel in the Crown』のレトロさがちょっと、という方にはオススメかも。
The Miniaturist(ミニチュア作家)
17世紀、アムステルダムの商人の家へ嫁いだヒロインの身に降りかかる事件やら出来事を描くドラマ。(アメリカではアマゾンプライム)
<超個人的な見どころ>
- フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』風な映像が美しい。オランダが舞台の歴史ドラマは珍しいので、それだけでも観る価値あり。
このドラマの原作本は結構読みやすい。
ちなみに、主人公ネラ役は、去年大ヒットしたチェスドラマ『The Queen's Gambit』で主役を演じたAnya Taylor-Joy。
彼女は前述の『Endeavour(新米刑事モース -オックスフォード事件簿-)』にも、ちょい役で出ている。
彼女は(私の独断と偏見だけど)その独特な外見で推しまくりの、あまり演技の上手くない若手女優さんの典型な気がする。
まとめ
超有名どころのドラマほど、感動はないかも知れないけれど、今回紹介したドラマはそれぞれ味があるし、ぜひ視聴してみて欲しい。
夏の終わりは落ち込む。理由は仕事。早く12月になってほしい。
職種によって”人気のある季節” や ”嫌われてる季節”ってあるのだろうか。
私は8月下旬が大嫌いだ。
何故なら9月からの新年度・新学期がもうそこまで来ているから。
教えるクラスの準備だの、しなきゃいけない事が沢山あることは十分わかっているけど、生徒が宿題を先延ばしにするのと同じように、先延ばし先延ばしでストレスだけが溜まっていく。
先週は「3週間あれば準備できるから、今週はまだ休暇」と言い聞かせていたが、
今日は悪魔の月曜日。
「2週間で十分。今週も休暇。」
それでもストレスはたまり、過食とはまた別の、ただのやけ食いをしてしまう。
仕事のことを考えるだけで落ち込む。
自分の興味に関連した仕事をして生活させてもらえるのは有難いし、このご時世、安定した仕事があるだけラッキーだと思う。
ただ9月から6月は、もう仕事が120%の生活になってしまい、高ストレスレベルの毎日は、ほんとシンドイ。
同僚で「年度の始めが一番好きだ」とか、とんでもないことをいう輩がいる。
私の友人達の間では「今年こそは ”仕事は仕事”と割りっきって、プライベートも大切にしよう」と夏の終わりに言い合うのだが、9月半ばにはそんな会話もそっちのけで、仕事の愚痴パレード状態に陥る。
心配性の自分の性格も嫌になる。
ほとんどの同僚は学校が始まる2日前くらいのギリギリまで休暇を楽しんでいる。
”新学期の準備をしなければ”と、さっさと日本から帰ってきた私のど真面目さよ。
体力的にも精神的にもしんどい今の仕事。
早期退職が可能な55歳が待ち遠しい。
その後も働き続けたい、でも、違う形で。
ああ、さっさと12月になって欲しい。
クリスマス休暇もあるし、何よりも秋学期があと1ヶ月で終了。
(春学期は長さは同じなのにも関わらず、気持ち的にはずっと楽。)
もちろん、世の中には私とは正反対の素晴らしい教育者が沢山いる。
その中の一人が『Angela's Ashes(アンジェラの灰)』の著者Frank McCourt(フランク・マコート)だ。ニューヨーク公立名門高校のStuyvesant High Schoolで英語の教師をしていた。
彼は『Teacher Man(教師人生)』という30年間の教師歴を綴った本も書いている。
どうなんだろう、彼にとって夏の終わりはお気に入りの季節だったのだろうか。
それとも私と同じように落ち込んだりしたのだろうか。
イギリス 歴史ドラマ(Part 1: 超メジャー編): レベル高し。ハマらなければ損。
”趣味ってそもそも何ぞや?”という以前のブログの中で、趣味という言葉に惑わされず、”自分の好きな物や活動”は何かを考える方がが良いと書いた。
私は歴史もののドラマや映画が大好きだ。
”ただ単に受け身でエンタメ消費してるだけじゃないか”といわれたって構わない。
自分の好みのものを見つけて熱中できるのって人生の中での ”小さいけど確実な幸せ” の一つだと私は思う。
そんな私が作った「イギリスのおすすめ歴史ドラマリスト」。
今回は第一部ということで、超メジャーな作品を揚げた。(第二部、第三部)
作品詳細についてはすぐにネットで調べられるので、私にとっての見所を書いてみた。
人気作品が入っていないことに気づく人もいるだろう。
(例えば、『アウトランダー』『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』『女王ヴィクトリア、愛に生きる』『Tudors 背徳の王冠』など。)
好みじゃないんだから仕方がない。
Rome (ローマ)
共和政ローマが終わり、帝政ローマに移行する激動の時代を描いた、アメリカHBOとイギリスBBC共同制作のドラマ『Rome (ローマ)』(日本ではアマゾンプライムで。アメリカではHBO Maxで。)
<超個人的な見どころ>
- ユリウス・カエサルを演じるCiarán Hindsの演技力と存在感。圧倒される。
- マルクス・アントニウスの男臭さ(良い意味でも悪い意味でも)はクセになる。
Wolf Hall (ウルフ・ホール)
16世紀イギリスの国王ヘンリー8世(Damian Lewis)に仕えた側近トマス・クロムウェル(Mark Rylance)を中心に描いたドラマ。(日本でもアメリカでもアマゾンプライムで。)
<超個人的な見どころ>
- 上記『ローマ』のCiarán Hindsと同様、Mark Rylanceの演技力と存在感。(自分の語彙の少なさと表現力の無さが悲しい。)
- Damian Lewisの俳優としての成長ぶりに感動。それについては後ほど。
ちなみにこのドラマの原作はかなり読み応えあり。
The Crown(ザ・クラウン )
現在92歳のイギリス国王エリザベス2世女王を描いたNetflix制作ドラマ。
<超個人的な見どころ>
- これまであまりドラマや映画の背景になることがなかった、第二次世界大戦後の現代イギリス史を辿るのに最適。
- Season 4からエリザベス2世を演じるOlivia Colmanが渋い。
ちなみに、前述した『ウルフ・ホール』でアン・ブーリンを演じているClaire Foyが、若きしエリザベス2世を演じ、『ローマ』でブルータスを演じたTobias Menziesが、Season 4でフィリップ王子として登場。
Downton Abby (ダウントン・アビー)
映画化までされた世界的大ヒット作なので説明はいらないだろう。
時は20世紀初めの1912年~1925年、イギリスのヨークシャー州にある架空の貴族グランサム伯爵クローリー家をめぐるドラマ。(日本でもアメリカでもアマゾンプライムで視聴可能)
<超個人的な見どころ>
- 貴族と使用人たちの価値観や生活が、時代と共にめまぐるしく変わる様子を見ながら、教科書で学ぶ、いわゆる政治経済を中心とした歴史とは違う、”社会史”を学ぶことができる。
- なんといっても、巨匠Maggie Smithの演じるヴァイオレット・クローリーがたまらない。ヴァイオレット虚言集なんていうビデオがYouTubeに溢れ返るほどある。
ちなみにトム・ブランソン役で有名になった俳優のAllen Leechは、前述の『ローマ』Season 2でマルクス・アグリッパを演じている。
まとめ
私の個人的な意見だが、イギリスの俳優の演技力にアメリカ勢は完全に負けている。
イギリスでは演劇学校で訓練を積むのが普通で、俳優になるにはまず演じることができなければいけないのに対して、アメリカでは、外見や”売れやすさ”に重点が置かれることが多いことが理由の一つなのではないか。
そして、イギリスでは俳優が年齢を重ねること(経験を重ねること)がプラスになるのに、アメリカでは不利となる。
Ciarán Hinds、Mark Rylance、Olivia Colman、Maggie Smithのような俳優達を持つイギリス演劇・映画・ドラマ界。質の高い作品が生まれ続けているのは、実は当然のことなのかも知れない。
究極フムス (hummus)を探して三千里 - 魅惑のひよこ豆ペーストの世界は奥深い
日本でのフムス普及率はどれくらいなのだろう。
実家の田舎スーパーでは見かけなかったけど、東京とか大阪の都会では売っているのだろうか。
日本のコストコには売ってるのだろうか。
日本語で検索すると結構出てくのでご存知の方も多いのかもしれない。
フムスとは?
茹でたひよこ豆に、練りごま、オリーブオイル、レモン汁、ニンニクを混ぜペースト状にした食べ物。
地中海に面した中近東のレバント地方 (レバノン、イスラエル・パレスチナ、シリア、ヨルダン)では国民食。以前書いたイスラエルドラマについてのブログでも触れた。
ここ10年ほどでフムスは(少なくともアメリカでは)完全に一般食化。
ホールフーズやトレーダージョーズではグルメなフムスが売られているし、私の近所の "かなりお疲れ気味” スーパーでも売ってるし、ボデガにだって売ってるし、ニューヨークの公立学校では午後のおやつにも出されるし(生徒達の間での人気は当然低い)、国際フムス日なんて変な企画も毎年続いている。
作るのは超簡単だから、手作りする人も多い。レシピはネットでもYouTubeでもすぐ出てくる。
しかし、話はここで終わらない。
何故なら私は上記に述べたような既にパッケージされたフムスが苦手だからである。
という訳で、イスラエル・パレスチナ・ヨルダン旅行について話そう。
イスラエル・パレスチナ・ヨルダンで大発見
歴史探索の為に訪れたイスラエル・パレスチナ。
旅行ガイドにやたらとフムス専門店が記載されているのに気づき、旅行初日に行ってみた。
まさにその日、世界が大逆転した。
注文してから作られるフムスは暖かく、口当たりも味わいも、それまで自分がフムスだと思って食べていたものとは全く違っていた。
それから毎日、時には日に2度、旅行中フムスを食べつづけた。
半年後に訪れたヨルダンでも同じことを繰り返した。
一つ残念なことは、あまり記録をとっておかなかったことだ。
映像はないし写真だって限られている。
最近、印象に残ったフムスの写真をYouTubeにアップした。参考までにどうぞ。
トルコでシリア難民が作るフムスに感動
イスタンブールに行く度に、私は必ずFatih区を訪れる。
Fatih区はリトルシリアと呼ばれ、シリア内戦でトルコに難民としてやってきた人々が住む地区である。それ以前にもアラブ系の移民が住む地区として知られていた。
トルコではメッゼとして一応フムスを食べることはできるけど、(正直言うと)あまり美味しくない。
中東ではあるものの、アラブ人が主のレバント地方と違って、フムスはトルコ料理の伝統の中でメインアイテムではないのだ。
だから、トルコで美味しいフムスを食べようとしたら、アラブ系レバント地方出身者が営業しているところに行くのが正解。
これまでは写真ばかり撮っていたが、今年の夏はYouTubeを既に始めていたこともあり、映像に残すことができた。フムスよりFatteh (ファテ)の準備に彼は時間を割いている(笑)。
感動の美味しさ!
とにかく観てみてほしい!
地元ニューヨークでフムス探し
当然ながら、そうそう旅行ばかりしてはいられないし、本場のフムスに近いものを地元で見つけられたら、それに越したことはない。
幸いなことにニューヨークはユダヤ系が多い。(特に最近のイスラエル出身者による外食業界での成功ぶりはトレンドに疎い私でだってわかる。)
中近東系移民も多い。(古株のレバノン・シリア出身者達によるレストランやSahadiなどの食品小売業での成功はよく知れているし、ブルックリンのベイリッジやクイーンズのスタインウェイストリートは所謂、中近東からの移民街だ。)
私のフムス探しは始まった。30箇所以上まわった。
結論は?
かなりの残念賞。やはり本場とは大違いだった。
それでも、比較をしなければ、素直に美味しいと思えるフムスにも幾つか出会えることができた。
その一つがアッパーウエストサイドにあるHummus Placeだ。
ここはフムスも中々良いが、イスラエルで食べたSabich Sandwitch (ピタパンに、揚げたナス、卵、フムス、練りごまを挟んだもの)もメニューにあり、これまたイケる。
映像はこちら。
まとめ
私のフムス人生は始まったばかり(と大袈裟にいってみる。)
政情が落ち着いたら、またイスラエル・パレスチナにも行ってみたいし、いつの日かレバノンにも絶対行ってみたい。
”たかがひよこ豆、されどひよこ豆”の世界なのだ。
「ルービックキューブ」と「数独(SUDOKU, ナンプレ)」で、脳活を試みた。
自分の体を使って、ニセモノ科学実験をするのが結構好きだ。
例外もあるが、期間は大抵1ヶ月ほど。実験トピックは実にくだらない。
- ヨーグルトを毎朝食べたらどうなるか。
- 砂糖や人工甘味料を一切やめたらどうなるか。
- ヨガを毎朝毎晩やったらどうなるか。
- 毎日1万歩、歩いたらどうなるか、などなど。
実験終了後には、結果がどうであれ、さっさと習慣化されかかっていた行動パターンにさよならする。
以前ブログに書いたように、ラマダン(断食月)を実行しているのも、これと関係しているのかもしれない。
脳の老化防止や活性化に興味があるので、2ヶ月ほど前に2つのことに挑戦してみることにした。過去の実験とは違い、毎日というわけではなく、頻度はまばらだ。
何故「未経験のことを行う」と脳にいいのか
まあ、おさらいになるが、とりあえず。
実は脳はとても怠け者で飽き性らしい。だから、同じことを繰り返すと活性化しない。
新しいことにチャレンジすると、脳は活性化され、元気になる。
ただ、いくつか行うことが重要で、脳へ小さな刺激を毎日与えることが脳を元気にする方法だという。
未経験のことを行うと、脳はもちろん少し混乱するが、その混乱によって脳が活性化する。
ルービックキューブ - ああ、この新鮮さ。
アマゾンからの箱を開けた時、正直かなり嬉しかった。
キューブを手に取ると、子供のようにワクワクしている自分に結構驚いた。
(これって、まさにアンチエイジングではないか!)
最後にルービックキューブをやったのはいつだろう。一面だけ揃えるのは簡単だったのは覚えている。が、それから何十年もたった今、それさえ中々できなくてイラ立ってきた。
しばらくして一面はすぐできるようになり、YouTubeを見ながら全面を揃えるのに挑戦してみた。(未だにできない。)
脳活効果は?
絶対あると思う。日頃全く使っていなかった部分が稼働しているのが分かる。
麻雀が脳にいいと言われるが、それと同様で、手で何かを触りながら同時に頭も動かすってこのことか!と実体験で確認した。
ただ時間の無駄遣い感が少しある。ルービックキューブ大好きという人にとっては違うのだろうが、時々”自分は何してんだ?”と思うこともあった。
ふと暇な時に手に取る程度で楽しむのがオススメだ。
数独(ナンプレ)- イラつくがハマる
これまで一度も興味を持ったことがなかった数独を脳活の為にやってみようと思ったのは、長年購読しているニューヨークタイムズのオンライン版に無料でついてくることを(やっと)発見したからだ。
通勤時のスマホのいじり過ぎに罪悪感を持っていたから、脳活という言い訳で、悪習慣を続けることができるなんて、こんないい話はない。
これはすぐにハマった。通勤時間がいきなり短縮されたかのようだ。
しかし、現実はそう甘くはない。
レベルを上げた途端、自分の頭の弱さの再確認となった。
理数系でチェスが趣味の同僚に見せると、まるで ”これくらい脳味噌空っぽだってできるさ”と言いたそうにスラスラと解いてしまった。
今は、初級と中級を気分と時間に応じて分けて楽しんでいる。
脳活効果は?
もちろん。数独(ナンプレ)と言われるせいで数字に強くなければいけないと思う人がいるかもしれないが、実は数独は、9つの記号を組み合わせたパズルみたいなものだ。
私は ”おちゃらけ文系人間人生”が長いので、パズルをするだけで脳が刺激されているのが自分でもよく分かる。
まとめ
医者じゃないのでよくわからないけれど、脳って実は使わないところが結構あって、ほっとくと錆びてしまうのではないか。
実体験から感じた結論だ。
ルーピックキューブも数独も、簡単に安く始められるしオススメする。
続かなくたっていい。
脳が刺激されるのを体験するだけでも価値があると思う。
最後に。。。実は、同じ時期に私はもう一つ別の脳活実験をしているのだが、それについては近いうちにまた別のブログエントリーで書きたいと思う。
『村上さんのところ』に癒された自分は単純だろうか
ニューヨーク帰国便、13時間のフライトの間、『村上さんのところ』を読んだ。
(質問は結構飛ばしたけど返答はすべて読んだ。)
一つ一つのエントリーを読む度に、自分が癒されていくのが感じられた。心のどこかが暖かくなっていくようだった。変に聞こえるかしれないが、泣きたくなってきた。鉛筆を取り出して、響く言葉に線まで書き始めた。
なぜだろう。
村上春樹氏の本を最後に読んだのは3年程前で、しかも小説だった。だから彼のノンフィクションを読むのはとても久しぶり。懐かしかったのだろうか。
村上氏のとても丁寧な返事。彼が生きてきた中で培われた哲学や視点。彼の返答はすべて、最近よくある即興性と安易さばかりの情報とはかけ離れている。それが新鮮だったのだろうか。
全部は読まなかったけれど、多様な背景を持つ人たちからの様々な質問に、”こうやって悩んでいる自分は一人じゃない”と励まされたのかもしれない。
フジモトマサル氏の挿絵にも和まされたと思う。
偏見かもしれないけど、村上氏のような返答はやはり、ある程度の年齢の人生経験を積んだ人でなければできないと思う。
これは自分にも言えるんじゃないか。50歳を前にして、30歳の時の自分と比べたら、もちろん失ったものもあるけれど、歳を重ねたことで得たものも多い。
帰宅後、荷物をすべて片付け、一人ソファに座り、泣いた。
そんなこともある。
もっと村上春樹の文章が読みたくなり、今日、紀伊國屋で文庫を3冊買ってきた。
その価格(550円の本が9.99ドル、490円の本が7.99ドル、670円の本が11.99ドル)に驚いたけど仕方がない。英語訳が出ていないものだし、Bookoffにも売っていなかった。
読書ってホントに安価なセラピーだ。
ひろゆき氏の『ラクしてうまくいく生き方』を読んでみた。同感したことを幾つかあげてみる。
日本に来て近所の本屋に行くまで、実は私はひろゆき氏のことは全く知らなかった。
以前ブログに書いた勝間和代氏の『ロジカル不老長寿』を読んだ後だったので、日本ではどんな ”迷う子羊を救う” ハウツー本が売れているのか興味本位で、自己啓発セクションに行ってみた。(正直恥ずかしかった。もう絶対行かない。中世の黒死病のように避けれるなら避けたい。)
『1%の努力』の近くに『ラクしてうまくいく生き方』が置いてあり、構成が読みやすそうだったので後者を買ってみた。1時間弱で読み終わった。(勝間さんの本もそうだけど、この手の本って簡単に読めるようにできているのだろうか。)
結論としては、特に新しいことは学ばなかったけど、同感したことがいくつかあったのでここであげてみる。
- 自分に期待するのはやめましょう (p.36-37)
- 都心に住むのをやめてみましょう (p.88-89)
- なめられる立場でいましょう (p.126-127)
- 「思い通りになること」と「思い通りにならないこと」を区別しましょう (p.204-205)
- 目の前のことに集中しましょう (p.212-213)
- まとめ
自分に期待するのはやめましょう (p.36-37)
自分だけでなく全てにおいて期待をしない(もしくは期待をかなり低く設定する)のが幸せの鍵だと私は昔から思ってきた。
自分や他人に期待しすぎると落ち込んだり傷ついたりすることも増える。
ある意味、自己防衛。
都心に住むのをやめてみましょう (p.88-89)
私は、マンハッタンや北ブルックリンなどを経て、今、クィーンズの超交通便利なしかも物価の安い地域に住んでいるが、このアドバイスにはかなり同感だ。
収入は他の地区に住んでいた時より、ずっと増えているにもかかわらず、生活費はかなり減った。街を歩いても、”目でみて感じるお金の匂い”はしないし、外見を調えていなくても引目を感じることもない。
ここ5−6年ほどで私の生きる上での優先順位や価値観が変わってきたのは、年齢だけではなく、現在のアパートに引っ越してきたのが大きいと思う。
なめられる立場でいましょう (p.126-127)
これは解釈にもよると思うのだが、”目立たなくて、害が無さそうで、あまりエネルギーを注ぐのに値しない存在” 的な外見を保つと助かることが多々ある。特に旅行中。
私の身長は日本人だと高いかもしれないが他国では普通だから目立たない。
外見もどうしようもなく普通で特に異性に迷惑な関心を持たれることもない。
ある年齢を過ぎてからは(中年女性になってからは)自分の存在が他人の意識の中にさえ入っていないのを感じるようになった。助けを求めたり質問をしたりすれば対応してくれるけど、それ以外は、大体、ほっといていてもらえる。
これらのことに傷つく人もいるのかもしれないが、私は気にしない。
人種差別的な経験を除いて、それなりに不快な思いをすることなく満足な旅行経験をこれまで積んでこれたのは、これも一つの理由かもしれない。
「思い通りになること」と「思い通りにならないこと」を区別しましょう (p.204-205)
これはCBT/Cognitive Behaviral Therapy (認知行動療法)を使ったカウンセリングに通っていた時に何度も言われた。ごく日常的な会話でも耳にする。
自分がコントロールできない事(例えば、自分以外の人間の行動とか組織のトップで決定されることなど)で悩んだり腹を立てたりしても意味がないしストレスになる。
それなら自分でコントロールできることに集中した方がいい。積極的に自分から状況を変えていくと、小さな達成感もあるし、結果も出るのが早いことがある。
例えば、軽い鬱状態の時もこの考え方があてはまる。脳を直接コントロールするのは困難だが、軽く散歩にでたり体を動かすことはできる。体と心は(当然だけど)つながっているから、結果として少し気持ちが落ち着くことがある。
目の前のことに集中しましょう (p.212-213)
これもCBTカウンセリングで教わったし、日常的に耳にする。
瞑想(メディテーション)をする人にはよく知られていると思う。
まとめ
すでに述べたとおり、特に新しいことは学ばなかったし、自分が既に感じていたり実践してきたことが幾つか書かれていた。
読み終わった後、私がチャンネル登録をしているYouTuberの"NEET in Turkey"さんはこんな感じなのかなと思った。
それにしても、この手の本がベストセラーになる日本ってどうなんだろう。時代も変わったし、沢山の人がきっと疲れているのだろう。
最後になるが、このブログを書くために、ひろゆき氏をネットで少し検索してみたら、小島剛一氏との絡みについて出てきた。
小島氏のトルコについての著書2冊を数年前に興味深く読んだことがある。
観光や歴史以外はトルコに関しての情報は少なく、ましてや少数言語やトルコ政府の少数民族政策についてなどについては、まとまった書籍はない。そんな意味でも小島氏の著書は貴重だと感じたのを覚えている。
今回のブログのトピックとはずれるが、興味のある方はどうぞ。
中年期の過食症。高齢化する摂食障害。私もその一人。
このブログのテーマの一つとして、「今後の人生について考える」があるが、一番の心配事ではないものの ”持病としての過食症”と、どのように関わっていくか考えることがある。
摂食障害というと10代20代の女性に多いのは事実だが、最近では高齢化してきているらしい。私もその一人だ。
例えば、昨日の午後
羽田空港3番ターミナルに直結するホテルにチェックインした直後、買い出しの為に空港内のセブンイレブンへ2往復し、ホテルの部屋で一人、約6000カロリーのあらゆる食べ物をわずか1時間程度で平らげた。
強制嘔吐はしない。過食をしている間は、何も考えない。昔は感じていた罪悪感も今はない。
ただ今回の’発作’の原因が自分でも大体わかっているので、別の対処法をとっていたらと、少し残念ではある。でもまあ良い。終わったことは終わったこと。
17歳の時に始まった
もう30年以上の付き合いで、この病気の為に、盗んだこともあるし嘘をついたこともある。あらゆる人間関係を拒絶したこともある。
大学には殆ど通わずに、過食と鬱の4年間だった気がする。
ニューヨークに来てからは、抗うつ剤も飲んだし、あらゆるタイプのカウンセリングにも通った。
そして現在
今は専門家からのサポートは全く受けていない。意識して直そうとも思っていない。
諦めたいうか受け入れたというか、私の一部なんだと解釈している。
若い時と違って酷く落ち込むということもない。歳を重ねるって、結構良い。
過食が起きる時は脳が私に黄色信号を出してくれているのだと解釈し、出来る限り違う方法で対処したりすることも(たまに)ある。
過食について隠すこともしなくなった。具体的な内容を伝えると大抵驚かれるのだが、それでも皆受け入れてくれる。冗談で私を”鉄人の胃を持つ女”と呼ぶ輩もいる。
自分がコントロールできなくなり異常な過食をするという行動が私の全てではないと確信している。これ以外にも沢山の側面が自分にはある。人間、皆、ちょっと変な部分があっても良いではないか。
私がカウンセリングに行くきっかけとなった本
最後に一つ本を紹介したい。拒食症の主人公は、過食症ど真ん中だった大学3年の私とは全く違うのだが、何故か私はこの本を読んでほっとしたのを覚えている。その後初めて大学の無料カウンセリングに通い始めた。原作はアメリカで映画化された。
ウズベキスタン 日本人抑留者について (タシュケント)
今日8月15日は終戦記念日。
ソ連軍に満州から連行された日本人捕虜のシベリア抑留については知られているが、当時、ソ連領だった遠い中央アジアへ連れていかれた部隊については、日本でも知らない人が多いのではないだろうか。
私がこの夏訪れたウズベキスタンには日本人約25,000名が、当時のソ連ウズベク共和国に移送され、各地で強制労働に従事させらた。過酷な労働により抑留中になくなった方は1008名とされ、ウズベキスタン各地の日本人墓地に埋葬されている。
過酷な抑留生活の中、ソ連四代大劇場の一つナボイ劇場の建設に関わった部隊もあった。彼らに関しては、嶌信彦氏の著書『伝説となった日本兵捕虜』に詳しく語られている。
このブログでは、私が幸運にもお会いすることができた、日本とウズベキスタンの歴史の記憶に人生を捧げている二人のウズベキスタン人を映像で紹介したい。
タシュケント日本人抑留者墓地管理者、Miroqil Fozilov氏
日本人収容所が複数あったウズベキスタンには、各地に立派な墓地が建設されており、タシュケントの墓地には79人が埋葬されている。
Fozilov氏は彼の父親から始まり3世代に渡って、墓地の管理に携わっている。1991年にウズベキスタンが独立した後は手当も支給されるようになったが、それまでは無償だった。
彼の父親は彼にこう教えたという。
”民族が違っても人はいつも仲良くしなければならない。遠く離れたこの土地に連れて来られ、強制労働をしなければならなかった日本の人々には何も罪はない、だから、ここで亡くなり故郷に帰れなかった日本人の世話は、ここに住んでいる自分達がやらなければならないのだ。” 出典:『ウズベキスタン の桜』中山恭子著 p.215
Fozilov氏へのインタビューは2部に分かれていて、上にリンクしたのは第1部(終了後には第2部へのリンクが出る。)彼の人柄が伝わってくると思う。
ちなみに日本人抑留者墓地の隣には、小さいがドイツ人抑留者墓地もある。歴史も世界もつながっているのだ。
タシュケント日本人抑留者資料館館長、Sultanov Jalil氏
Jalil氏は、日本人ゆかりの収容所や墓地などの資料や証言を収集し、タシュケントの日本人墓地近くにある自分の敷地に、1998年、私費で「日本人抑留者記念館」を開館した。
私が訪れた時には、資料館拡大の為に改築中だったので、展示物を拝見することができなかったが、平常時には抑留当時の写真や資料、抑留者が現地の人に贈った手作りのゆりかごなどが展示されている。
とても残念なことに、私のカメラ設定のミスで、映像は良質とは言えない。(Chrome以外のブラウザーを勧める。)インタビューは5部に分かれており、ここにリンクするのは第1部。日本人へのメッセージもあるので、是非、観てもらいたい。
もっと知りたいという人に
ウズベキスタン日本抑留者についてはネット上での情報は少ないが、とても参考になる本が出版されている。是非、手にとって読んでみて欲しい。
- 『ウズベキスタンの桜』在ウズベキスタン日本国大使を2期勤めた中山恭子氏の著書。Fozilov氏も中山氏に会った時のことを話してくれた。
- 『伝説になった日本兵捕虜』ジャーナリストで著者の嶌信彦氏は日本ウズベキスタン協会の会長でもある。
戦後、引揚者のほとんどが京都舞鶴港を入港先・帰還港とした。引揚に関わる一連の資料を展示する日本唯一の施設として設立されたのが、舞鶴引揚記念館。
まとめ
日本人にとっては馴染みの薄い、遠い異国のウズベキスタン 。
この夏の旅行でこの国に魅了された私は、なぜか「ウズベキスタンのことを(特に日本人に)知ってもらいたい。文化だけでなく、日本との歴史的関係のことも知ってもらいたい。」と強く感じている。
少し重くなったが、今回のブログが少しでもウズベキスタンに関心をもってもらうきっかけになったら嬉しい。Fozilov氏やJalil氏のインタビューも含めたウズベキスタン旅行のYouTubeプレイリストのリンクを貼っておく。
ポッドキャスト『BBC Radio 4 - In Our Time』『1A』『Freakonomics』は聴くだけで頭が良くなった気がする。
本でも映画でも音楽でもドラマでも、それこそ訪れる国でも、自分の好みにあったものを見つけると結構嬉しい。知的好奇心が刺激されるのは、生きる中での”小さな幸せ”だったりする。こういうものを積み重ねていたら、脳も刺激されて少し老化を防げるだろうと勝手に解釈している。
『BBC Radio 4 - In Our Time』は私にとって、ポッドキャスト版 ”小さな幸せ”だ。もう聴き始めて4−5年経っていると思う。大学の講義がこんな感じだったら、まともに授業にも行っていたのに。
『1A』と『Freakonomics』は番組によっては、聴く価値アリなので紹介したい。
ポッドキャスト(podcast)とは
- よく”音声コンテンツ・音声メディア”といわれる、ラジオとオーディオブックの中間的なもの。
- iPhone/iPadのユーザーなら既にインストールされている紫色のポッドキャストアプリを使用。SpotifyやGoogle Podcastでも聴ける。ストリーミングでもいいし、ダウンロードもできる。
- ありとあらゆるトピックに関してのポッドキャストがある。(同僚は”子育て中お父さんのポッドキャスト” ”ディズニーファンのポッドキャスト” ”トランプ前大統領を笑い者にするポッドキャスト”だの色々なチャンネルを聴いている。)
ポッドキャストの良さ
- 聞き流しができて、ラク。
- 好きな時間に好きなトピックについて聴ける。
- 良質しかも無料コンテンツが豊富。
- (語学勉強中の人には)リスニング力アップにつながるかも。
イチオシ:BBC Radio 4 - In Our Time
- 文化、歴史、哲学、宗教、科学のサブカテゴリーがあって、興味のある分野だけ聴くこともできる。私は、歴史カテゴリーは欠かさず、他のカテゴリーは面白そうなものがあったら聴く。
- 超専門的な学術的トピックを、ど素人でも理解できるように構成されている。
- ホストのMelvyn Braggのちょっと偉そうな態度が、たまに笑える。
『1A』
- 毎金曜にリリースされる "The News Roundup - Domestic/International"がいい。
- 適度な量と深さで、その週の出来事をカバーしてくれるので、これを聴くだけで時事問題は常識程度に理解することができる。
- テレビを見ない、SNSもやらない私には、ニュースはこれとオンラインの新聞購読で十分。
Freakonomics (ヤバイ経済学)
- 全世界でなんと400万部売れた超ベストセラー本『Freakonomics』が起源となっているポッドキャスト。学校の教材として使われることもある。(ちなみに、日本語のタイトルは他に考えられるものはなかったのだろうか。『ヤバい経済学』って正直言って、かなり怪しい。)
- 映画バージョンもあって、「大相撲の八百長はデータで証明できた」「子供は名前で人生が決まる」「ニューヨークで1990年代に犯罪が激減した理由」「賞金で高校生の成績が伸びるのか」「不動産業者が自分の家を売るコツ」などの身近なテーマを経済学の視点から説明している。
- 本も映画もポッドキャストも、一言で言うなら、”エンタメ経済学”で、とても取っつきやすい。専門分野は違うが、アプローチ的には、橘玲氏の『言ってはいけない』に、どことなく似ているかも。
まとめ
日本では一時人気はあったものの、ポッドキャストは、ここ10年ほどで利用者数減ったと聞いている。どうだろう、この辺でもう一度ポッドキャストの世界を覗いてみたら。
今回紹介したものは全て英語だが日本語で聴けるチャンネルも沢山あるし、是非お試しあれ。
『ファウダ』『シュティセル家の人々』『アンオーソドックス』イスラエルドラマ、オススメ3作。良質エンタメは教科書より学べる。
ブログ読者さんから初の問い合わせがあった。私はコメント欄を設置していないので、わざわざフォームを記入してくださった。トルコドラマについての記事を気に入ってくださったらしく、是非、続編をとのリクエストだった。
と、いうわけでイスラエルドラマについて書いてみる。
- ことの始まり
- オススメ#1:Fauda (ファウダ - 報復の連鎖 - )
- オススメ#2:Shtisel (シュティセル家の人々)
- オススメ#3:Unorthodox (アンオーソドックス)
- その他いろいろ
- 最後に、是非読んでほしいオススメ本一冊
ことの始まり
- 仕事上、ユダヤ人の歴史やイスラエル・パレスチナ情勢を授業で長年扱ってきた。
- 現在は親友である、自分の元旦那がユダヤ人なので、イスラエルについて話す事が多い。
- 中東、イスラム教に漠然とした興味がある。
- 2週間のイスラエル・パレスチナ旅行、その後のヨルダン旅行での経験が忘れられない。
- コロナの為、自宅で過ごす時間がありすぎて、Netflixでドラマを見まくった。
- レバント地方(東部地中海沿岸地方ーレバノン、イスラエル・パレスチナ、シリア、ヨルダン)で定番の食べ物フムスが私は好物なので、この地方のことなら何でもアンテナを張っている。
オススメ#1:Fauda (ファウダ - 報復の連鎖 - )
元イスラエル精鋭部隊の敏腕エージェントが、自分が殺したはずのハマス闘士がまだ生きていることを知り、因縁の敵を迎え撃つために復帰することから、ストーリーが始まる。75%がアラビア語、字幕がヘブライ語(設定でもちろん他国語でも視聴可能)のドラマ。
PRとして、制作側も俳優たちも”イスラエルを正義として描いていない” ”イスラエル・パレスチナの両方の視点が組み込まれている”と言っているけど、やはり、”イスラエルって凄い” 思わせるように作り上げられている。
ここで、少し邪道なオススメ理由を一つ。
先ほど述べた私の元旦那が言っていたのだが、『Fauda』は今まで存在しなかった "ユダヤ人ドラマ"である。何故か?それは、ユダヤ人男性を "強くて、男らしくて、体と頭で戦い抜く" 存在として描いているから。これは、所謂ユダヤ人ステレオタイプにはなかったものだ。
これが欧米(特にアメリカ)でない国々で製作されたエンタメを楽しむ理由だ。今までの世界観や価値観、無意識にもっていた先入観などを覆してくれる。
オススメ#2:Shtisel (シュティセル家の人々)
エルサレムの一角にある、ユダヤ教の中でも特に厳格な超正統派の地区に暮らす父子を中心としたドラマ。
ユダヤ教の様々なグループについてはあまりにも長くなるのでネットで調べていただきたいのだが、 このドラマを見るべき一番の理由は、”どの国に住んでいようと、どの宗教だろうと、どの民族だろうと、皆同じ”という、小学校の先生が生徒達に道徳のクラスで話すような当たり前な事を再確認できることにある。
少しずれるが、主人公のアキバ役を演じている俳優Michael Aloniは、実はThe Voice Israelという、かなりおバカさんな番組のホストもしていた。ユダヤ教超正統派の繊細なキャラクターが頭に焼きついていただけに、大ギャップに驚く。
オススメ#3:Unorthodox (アンオーソドックス)
見合いで結婚した夫との生活を捨てて、ニューヨークからベルリンに渡った超正統派ユダヤ人女性のドラマ。
これはイスラエルではなくアメリカ・ドイツ合作のドラマなのだが、『シュティセル家の人々』との関連で、もっと超正統派ユダヤ人コミュニティについて知りたいという人がいるかもしれないので、紹介する。
見所は主人公エスターを演じるイスラエル女優Shira Haasの演技力。
『シュティセル家の人々』で、主人公の姪ルシャミ役ですでに存在感があった。超小柄で物静かな外見ながら、何か強いものを中に秘めていることを感じさせる彼女はこれからが楽しみ。
その他いろいろ
- Hostages:『ファウダ』ほどではないがスリル感抜群。ややこしい政治がらみは抜きで緊張感を味わいたい人にオススメ。
- Srugim: イスラエル版フレンズ(でもコメディではない)といわれる作品。ごく普通のイスラエルの20代後半の若者の様子を垣間見た気になる。リラックしてみれる作品。
- The Beauty and the Baker: 私の好みでは全くないが、女友達(アメリカ、日本両方で)が、はまった。ロマンティックコメディが好きな方はぜひどうぞ。
- When Heros Fly: 悪いけど、かなりイマイチ。カッコいいイスラエル男子4人のドラマ。ハマる人はハマるらしい。『シュティセル家の人々』のMichael Aloniもその4人の一人。
- Prisoners of War: アメリカで大ヒットのドラマ『Homeland』『In Treatmet』は実はこの(超暗い)イスラエルドラマが元となっている。主人公を演じるIshai Golanが昔やっていたストリートフード食べ歩き番組は結構面白い。
最後に、是非読んでほしいオススメ本一冊
イスラエル・パレスチナというと、紛争ばかり続いている複雑な地域という印象が強いのではないか?堅苦しい説明書的な新書を買うよりも、”人間の顔の見えるストーリー”から入ってみるのも一方法。オススメする『The Lemon Tree』は残念ながら日本語訳はまだない。でも、ある程度の英語力のある方なら大丈夫だと思う。是非是非どうぞ。
ブログやYouTubeを始めようか悩んでいる人へ。私の邪道な理由を参考までに。
この記事を書くために、”ブログを始めた理由” ”YouTubeを始めた理由”をネットで調べてみた。すると、あまりにも正統な理由をあげている人が多いのに少し驚いた。
これからブログやYouTubeをやってみようかと考えている人もいると思うが、そんな優等生である必要はない。以下が私の理由である。ご参考までに。
(よかったら、サイドバーにある赤いYouTube登録ボタンをクリック)
最初から結論
どんな理由で、そして、どんな低レベルで始めたとしても、その第一歩を踏んだ自分を褒めてあげよう。実際やってみると、中々面白いし。
続けられたら素晴らしいに越したことはないが、もしやめてしまう事があってもいいじゃないか。私はYoutubeを始めて1ヶ月弱、ブログはまだ2週間程。過度な期待はせずに、過程を楽しみたい。
元々、ベースにあった理由(数ヶ月前)
- ”脳の老化を防ぐ為に新しいことに挑戦するべき”と自分に言い聞かせていた。
- ”受け身ではなく能動的に何かを作り上げることで自分再発見ができるかも”と思っていた(けど、実行には移していなかった。)
- 2015年から使っていたiPhone SE 1st genをiPhone 12 Miniについに買い換えた。いいカメラが入っていると聞いていたし、使って意地でも値段の元を取ろうと思っていた。
YouTubeを始めた理由
- ウズベキスタン サマルカンドのイスラム建築・美術の美しさに圧倒され、やたらと写真だけでなく映像を撮りまくる。
- 私はSNSを全くやっていないので、サマルカンドで始まったウズベキスタン旅行の映像を複数の友達に知らせようとしたら、一番簡単なのがYouTubeだと気づいた。
- 摂氏50度を超えるウズベキスタンの夏の午後は、どう考えても外には出られない。暇つぶしに、午後はホテルで現地テレビを見ながら映像編集をすることにした。
視聴者があまりいなくてもYouTubeを続けている理由
- 全く予想もしていなかった事が起きた。世界中から私のビデオを見てくれる人がいる。サウジアラビヤやイラクなど行きたくても行くのは難しい国の人々がどんな理由であれ、私のビデオを見てくれたことに感動した。これだけで十分なモチベーションだ。
ブログを始めた理由
- コロナ水際対策、3日間のホテル強制隔離生活を無駄にしたくなかった。ニューヨーク州は隔離対象ではないのだが、トルコ旅行歴の為に川崎で隔離生活をすることになった。3日あれば、何か成し遂げることはできるかもと思い、ブログに初挑戦してみることにした。ただ、それだけ。
- 20年以上、まともに日本語で文章を書くことのない生活を送っていたので、どんなふうになるかと実は興味本位から始めた。
ブログを続けてる理由
- 書きたい事が結構沢山あることに気づいた。”自分て、かなり凡人”と思っていたので、この新しい発見に少し感動している。
- ネットで時間を無駄にする事が減った。
- 休暇を有意義に過ごす事ができる。
まとめ
正直、夏が終わり仕事が忙しくなったら、YouTubeもブログも今の頻度で更新するのが難しくなる。まあ、無理をせず、プロセスを楽しむ姿勢で、それなりに継続できたらと思う。
幸せへの鍵は期待をあまりしないことにあるのだ。
最後にもう一度言うが、ブログやYouTubeに興味のある方は、もっと気軽に(期待ゼロで)初めてみたらどうだろう。オススメする。